吃音啓発活動が世界情勢を変える? ~例えば米国大統領選挙の例~

吃音啓発活動が変える(?)世界情勢

暇つぶしに米国大統領選挙情報を見ると民主党のバイデン氏が対立陣営から「認知症かと」足を引っ張られている件に関して、とある記者が「吃音者はそのように見紛われることがあるので吃音への理解が重要」とレポートしている。

Is Biden‘s Stutter Being Mistaken for“Cognitive decline”?

Is Biden’s Stutter Being Mistaken for “Cognitive Decline”? | Nieman Reports
Vice President Joe Biden’s verbal stumbles may be explained not by cognitive problems but by his lifelong battle with stuttering. Journalists should provide tha...

読んでみると、「吃音啓発の浸透度が米国の大統領選挙に影響するかもしれない」、米国大統領選を左右するとすれば、「吃音理解啓発活動は世界の社会・経済の安定に影響する重要な活動」とすら、大げさに言えるかもしれないと驚いた次第で、その抜粋を以下に再録してみました。

バイデン氏の吃音は 認知低下 と誤解されているか? (NiemanReportsより)

バイデンが口ごもることがあるのは、認知低下という問題ではなく、彼の長年の吃音との戦いから説明されるかもしれない。ジャーナリストはその背景を知らせる必要がある。

多くのジャーナリストや批評家が声を出して始めているけれども、民主党の大統領候補であるジョー・バイデンが「認識力の低下」にあるかどうかは、はっきりとは言えない。

遊説中の議論でのバイデン氏の挙動は、彼の吃音との長年の戦いから生じるものだと説明することも可能だと私は確信している。また、バイデンのいくつかの場面を指さして、彼の口ごもりが本当に認知低下の問題であるように思わせる(が誤解を招く)、ように主張しがちである。

バイデンは子供のころから苦労していた吃音についてたまに率直に話しており、彼の成長期には特に「S」で始まる言葉は難しいと語っている。バイデンは、2015年の「全米吃音意識週間」に向けて、全米吃音財団と、スピーチに苦労する若者を指導する投稿をしている。

吃音について聴衆を誤解させるのは簡単です。だからこそ、討論やインタビューでバイデンが話した画面を切りぬいて、言葉をめちゃくちゃにして、認知低下だと判断させることは容易にできる。

繰り返しますが、バイデンの認知能力については判断しません。彼の年齢のせいなのか、それとも彼の口ごもりが主な原因なのかはわからない。しかし、グリーンウォルド、ミッチェル、および他のジャーナリストが吃音の複雑さについて学ぶなら、吃音者の事情を示すことで、聴衆への有益な情報になるだろう。

吃音は1000通りの方法で現れる可能性があり、日によって、または音によっては他の人よりも目立ちます。一部の吃音者は、数週間、数か月、さらには数年に及ぶ流暢さを経験し、それらの比較的簡単に言えた期間が、予期しないうちに言葉にもがく時期に置き換わることは何度も起こる。

そのため、彼を少しだけ知っていた人の中には、彼が深刻な吃音者であることを知って驚いた人もいれば、流暢に話すことに驚いた人もいます。自分の名前を忘れてしまったのではないかと冗談を言い、彼が自己紹介に苦労したとき、何年にもわたって人々は彼の精神能力に疑問を投げかけてきました。

一部の吃音者は、水面上のアヒルのようで、一見流暢なスピーチでも、水面下で苦労している。一部の吃音者は、準備された内容を話す方が簡単だと感じますが、他の人は、私のように、ブロックが予期せず生じるので、アドリブ用に十分なスペースを残している方が適している場合があります。

議論の最中、質問に答えるのに90秒かかるなどの時間枠が必要な人もいれば、自由に答えられる人もいます。吃音者は、遺伝的ルーツを持っている状態に苦しんでいるが、すべてがそれに当てはまる訳ではありません。

政治トークショーでは、パネリストは、討論中にバイデンが目を閉じて彼の思考を忘れているように見えるビデオを使用している。誰もが、そのような顔のチックがほんの一瞬でスピーチブロックに取り組むか、その場ですぐに単語やフレーズを置き換えるかを決めなければならない吃音者には、よくあることと知らなかったようである。

忘れっぽいように見えたり、無意味に聞こえる文章になったりして認知機能が低下したように見える。深刻な吃音に対処している人にとって、よくある事です。無意味な言葉のチックの 1 つ:例えば病気ではなく、謝罪することを何もしていないときでも、咳をしてすぐに「すみません」と言います。そう言うことで、どもりのブロックを乗り越えることができます。

ジャーナリストは、地球上で最も裕福な国をリードしようとする人々の健康と幸福について、できるだけ多くの情報を聴衆に提供する必要があります。つまり、候補者のメンタルヘルスについても、不快な質問をすることがあります。しかし、それは責任ある方法ですべきです。ジャーナリストがバイデンの永年にわたるスピーキングとの闘争について学ぶ気がないなら、インタビューはできません。吃音のことを知っているインタビュアによって適切に行うことができるでしょう。

訓練されていない目で見える認知機能低下の証拠というものはないかもしれない。

中司 雅文(茨城言友会)

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