茨城言友会21年1月例会の模様
1/17(日)13:00~16:00:参加者6名
(内他言友会1名・外部参加者1名) Zoomにて開催
1.近況報告
- 休業状態だった会社が再開する
- Covidに負けない言友会活動~オンライン例会中も「動く」言友会
機関紙から見る三重と静岡、よこはま言友会がこの状況下でも活発に活動している - 休み中『吃音の当事者研究(伊藤伸二・向谷地生良著)』を読み、吃音者宣言について考えてみた
- 中国の吃音事情→日本における言友会のような全国ネットワークは中国には存在していない
現在は日本の大学院で経営学を勉強、現在インターンシップ中、来年秋卒業見込み - 正月は茨城に帰省、数か月ぶりだったが地元の駅周辺の変化にびっくりした。ひとり暮らし 料理のレパートリーを増やしたい
- 茨城とは何かと「縁がある」~メンバーの話を聞いて参加~
平成のはじめころ、吃音者は採用しないという会社に合格しずっと継続している、現在は若い人の教育を担当している。
2.吃音についての話題提供
「新団体」についての情報交換、その後参加者各自の吃音についての考えを話す
- 運営している全言連サイドと「平社員」の目線の違い
- 流暢性よりもコミュニケーションの「障害」の側面から考えていきたい
(実際にお子さんを抱えた人にはわかってもらえないと思うが……) - 「吃音は治るか治らないか?」
- 治す努力の否定という考え方と改善を目指す考え方両者の方向性の違いについて
- →当事者は「吃音」という症状ににとらわれすぎているのでは?
- 吃音があっても「社会の中でやっていける」ことを若い人たちに伝えたい。
- (吃音があっても決して進学や就職、結婚できない訳ではない)
→言友会歴の長い人が吃音を持つ若い人に対して、吃音があっても「社会の中でやっていける」というメッセージを多く提供することが、生きていくためには参考になるのではないか? - 吃音があっても社会の中でどのようにやっているか情報交換しながら知識や情報、ノウハウの共有
- 学者などの提示する知識情報と当事者が求める情報には違いがあるのではないか?立場が違えば 当然起こりうること,自分にとって何が有益を考え判断したい。
→学者は「症状」を診るが、当事者は生きることが主要なテーマになるのではないか。 - 情報がないと人間は考えることができないので、情報提供は重要になってくる。
- 特に吃音を持っている子供を持つ若い親に対しては、子どもの発達段階に応じた情報提供が大事。
- 当事者も性別・年齢によって抱えている問題は違うので、吃音を持つ若年層グループ(うぃーすた・FOXなど)や女性グループが存在することは当然である
- 他言友会の状況:吃音者の就労事情も話し合う言友会もある(名古屋)
- 吃音者の就職問題に取り組む当事者もいる。就労に不安を持つ若年層に向けて発信してほしい
→自分が何ができるか、(ポジティブな意味での)自分のしたいこと、できることを見つける作業は必要。自分の選んだ道であれば吃音を含め様々な困難に立ち向かえる。あまり先のことを心配しすぎて「何もしない」のはもったいない。 - 経験談:吃音があったからこそ、この仕事を選んだ
- 吃音者の将来における「安心できる」ロールモデルも知識として入れることは重要
- 吃音について「考えすぎない」ことも重要になってくると思う。考えすぎて仕事や勉強や生活に支障が出てしまわないように
次回例会のお知らせ
次回例会は21年2月21日(日)開催予定
次回例会はオンライン形式(Zoom利用)での開催となります。
- 日時:21年2月21日(日)13:00~16:00
場所:オンライン(Zoom利用)
例会への参加を希望される茨城言友会外の皆様へ
サイト内問い合わせフォームより連絡をお願いします。